お祝い事やお見舞いの際にのし袋を使うのは一般的なことです。
名前を記入する際は、一定のルールに留意する必要があります。
単独で贈る場合は比較的簡単ですが、友人や同僚と共に贈る場合や、複数の名前を記載する時には特に注意を払うべきです。
多人数での贈り物では、適切な記入方法を把握しておくことが大切です。
複数人名義でのし袋の記入ガイド（2人から3人、または4人以上）
基本的に、2人から3人でのし袋に名前を記入する際は、表面に名前を横に並べて記載します。
夫婦での記入スタイル
夫の名前を中心に、その左側に妻の名前を記入するのが一般的です。
これは、年賀状によく見られる配置と同じです。
たとえば、「山田太郎 幸子」のようにします。
また、視覚的なバランスを考えて、名前を中心に左右対称に配置する方法もあります。
このアプローチは見た目の調和がとれています。
夫婦以外の人々での記入方法
夫婦でない2人がのし袋を準備する場合、名前を中心に左右均等に配置するのが望ましいです。
3人での記入方法
3人でのし袋を記入する場合、最も地位が高い人や代表者の名前を中央に配置します。
他の2人の名前は主に左側に記載します。
近年は、3人の名前を中央で均等に配置して、視覚的にバランスを取る手法も人気です。
この配置は整然としており、印象的です。
目上の人の名前の配置
名前を記入するとき、目上の人や代表者の名前を右側に置くのが伝統的な方法です。
4人以上での記名
3人までなら、のし袋に名前を記入しても良いですが、4人以上になると文字が密集してしまいます。
目上の人や代表者の名前を中心にし、その横に「外一同」と記入すると、見た目がすっきりとしてきれいになります。
同僚とのし袋に名前を記載する順番の決め方
のし袋に名前を連名で入れる際、普通は目上の人や代表者を右側に置きます。
しかし、同じ立場の同僚や年齢が近い人々の場合、名前の配置はどうするべきでしょうか。
誕生日順で名前を並べる際の困難
誕生日順で名前を配置する手法はありますが、それには全員の誕生日を確認する必要があり、時間と労力がかかります。
さらに、一部の人が欠席している場合、その人の誕生日が分からず問題となることもあります。
五十音順で名前を記入するメリット
そこで、立場が同じ同僚間では、名前を五十音順にするのが通常です。
五十音順にすることで、誕生日を調べる手間がなく、名前の整理が効率的に行えます。
多数の連名でのし袋を記入する方法
表面に記入スペースが不足する場合
4名以上の場合、通常「代表者名＋外一同」と表面に記載します。
この方法は便利ですが、具体的に誰が含まれているかが不明確になることがあります。
特に10名以上が共同で贈る場合は、全員の名前を表面に記入するのが困難です。
大人数の名前を別紙に記載する方法
多くの名前を含む場合、一般的には「代表者名＋外一同」と表面に記し、のし袋の内部に全参加者の名前を記載した別紙を添えます。
これにより、贈り物を受け取る人は正確に贈り主を把握できます。
別紙への名前記載のポイント
別紙に名前を記載する際は、代表者や役職者をリストの右側や上部に配置し、役職がある場合は名前の前に役職名を入れます。
同僚間では、名前を五十音順に並べることで整理がしやすくなります。
肩書きの記入方法
組織名や会社名を名前の右隣に入れる際は、文字サイズを適切に調整して記述します。
名前は3名までを表面に記載可能ですが、4名以上の場合は、代表者の名前を中心にして左側に「外一同」または「他一同」と記入し、残りの全員の名前を記した別紙を内袋に添えることが望ましいです。
まとめ
個人で贈る場合はシンプルですが、複数人での記入は特に注意が必要です。
基本的に、2人から3人では名前を表面に横に並べ、夫婦の場合は夫の名前を中心に妻の名前を左側に記します。
3人での記入では、代表者の名前を中央に配置し、4人以上では「代表者名＋外一同」と表記し、詳細は別紙に記載します。
同僚とのし袋では、同じ立場の人々の名前を五十音順にすることが一般的です。
これにより、誕生日を調べる手間が省けます。
また、組織名や会社名を含める場合は、名前の右隣に適切なサイズで記入し、表面には3名までを記載し、それ以上は「外一同」でまとめることが推奨されます。
のし袋の記入方法には、一般的なスタイルとバランスを重視したスタイルがあり、どちらを選んでも構いません。
しかし、地域や宗教によっては異なる習慣が存在することもあるので、事前に確認することが大切です。
これらの慣習をよく理解しておくことにより、手続きがスムーズに進むことでしょう。
