この記事では、選び方のポイントとおすすめのブランドを紹介します。
遠近両用メガネは、一つのレンズで遠視と近視の両方をクリアに見ることができるため、二つのメガネを切り替える手間が省けます。
デザインも自然で、どんな場所でも違和感なく使えるので、日々の生活にスムーズに馴染みます。
老眼が気になるけれど老眼鏡には抵抗がある方に特におすすめです。
遠近両用メガネの購入場所やおすすめのブランドについて解説し、購入時に注意すべき点も詳しくご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
遠近両用メガネを取り扱う店舗ガイド
遠近両用メガネは、全国の様々な眼鏡店で取り扱われています。
それぞれの店舗には独自の特色があり、幅広い種類の遠近両用メガネが揃っているため、実際に足を運んで試着することをお勧めします。
ここでは、特に人気のあるメガネ店をいくつか挙げて詳しく紹介します。
♦ Zoff
♦ OWNDAYS
♦ 眼鏡市場
♦ 愛眼
これらの店舗について、それぞれの特徴を掘り下げてみましょう。
JINS
♦ 標準で付属する薄型非球面レンズ
♦ 全国展開する店舗ネットワーク
♦ オンラインストアでの幅広い商品展開
JINSは、シンプルなデザインから個性的なものまで、幅広いフレームを手頃な価格で提供しています。
全商品に薄型非球面レンズが標準で用いられており、度数が高い方でも追加料金無しで利用できるのが大きな利点です。
オンラインでのバーチャル試着サービスを利用すれば、店舗に訪れなくても自宅でじっくりとフレームを選ぶことができます。
【遠近両用メガネのオプション】
JINSでは、多種多様なニーズに合わせて複数のレンズオプションが用意されています。店舗のスタッフがお客様一人一人に合ったレンズを提案してくれます。
♦ 標準の遠近両用レンズ: 5,500円。視界の歪みが少なく、初めての方にも使いやすいです。
♦ JINS極上遠近レンズ: 22,000円。広範囲の視界と超薄型素材で、重い度数を必要とする方でも快適に使用できます。
価格は高めですが、JINS極上遠近レンズは見た目にも馴染みやすく、ファッションを大切にする方にも適しています。
Zoffの遠近両用メガネの特徴
♦ 標準装備のブルーライトカットレンズが無料
♦ 多彩なコラボレーション商品
♦ 長期保証が魅力的
Zoffでは、多くのスタイリッシュなフレームを取り揃えており、どんなファッションにもマッチし、様々な場面で活躍します。
通常は有料のブルーライトカットレンズが、Zoffでは無料で提供されるため、目への負担を減らすことができます。
また、人気キャラクターや有名ブランドとのコラボレーションも豊富で、個性を表現したい方に最適です。
保証期間にも注目で、ZoffはJINSの6ヶ月保証に対して1年間の保証を提供しています。
【遠近両用メガネのラインナップ】
Zoffでは、ハイクラスタイプとスタンダードタイプの二種類の遠近両用メガネを展開しています。
♦ スタンダードタイプ:価格6,600円(屈折率1.60)、11,000円(1.67)、15,400円(1.74)。広い視野と少ない歪みが特徴で、遠近両用レンズの初心者におすすめです。
♦ ハイクラスタイプ:価格11,000円(屈折率1.60)、15,400円(1.67)、19,800円(1.74)。遠用と近用の度数差を効果的に補正し、より自然な視界を実現します。特に高度数を必要とする方に適しています。
屈折率が高いレンズは薄く、より自然な見た目が得られます。
価格が高くなりますが、よりクリアな視界を求める方には高屈折率レンズが推奨されます。
OWNDAYSにおける遠近両用メガネの特長
♦ 標準装備の薄型非球面レンズは無料
♦ 自分の過失による損害も保証範囲内
♦ LINEアプリでの簡便なデータ管理機能
OWNDAYSは、流行のデザインを取り入れたフレームが豊富で、スタイルと機能性を両立した眼鏡をリーズナブルな価格で提供しています。
購入後1年間は、自己責任の事故でメガネを破損しても、半額で同一商品を購入することが可能です。
データ管理はLINEアプリを使用し、デジタル会員証や保証書の保管、完成品の通知がスムーズに行えるため、追加のアプリダウンロードは不要です。
【遠近両用メガネのラインナップ】
OWNDAYSでは、以下のような遠近両用レンズを提供しています。
♦ 標準遠近両用レンズ:価格6,000円。揺れや歪みが少なく、目の疲れを軽減し、遠近両用メガネ初心者にも使いやすいです。
♦ プレミアム遠近両用レンズ:価格12,000円。両面制御設計を採用し、更に自然な見え方と快適さを提供し、手元作業が多い方や乱視のある方に適しています。
♦ カスタムメイド遠近両用レンズ:価格18,000円。個々のフレームと目の距離を測定し、個人に最適化された視野を提供します。このオプションは特にPCやスマホの使用が多い方におすすめで、北海道、石川、富山、九州、沖縄のみの提供です。
OWNDAYSは、それぞれのユーザーのニーズに合わせて、最適な遠近両用メガネをセミオーダーで製作可能です。
眼鏡市場のサービスと特長
♦ 30種類以上の高品質レンズが追加料金なしで利用可能
♦ 包括的な保証プラン
♦ 精密視力検査、メガネのクリーニング、鼻パッド交換が無料
眼鏡市場は、国内で最も店舗数と売上が多い眼鏡専門チェーンです。
特に超薄型レンズや遠近両用レンズを追加費用なしで提供しており、顧客にとって大きなメリットとなっています。
28項目にわたる詳細な視力検査が無料で行われ、一人一人の顧客に最適な眼鏡を提案します。
また、1年間の品質保証や自損による損害もカバーする保証があり、無料のクリーニングサービスや鼻パッドの交換も行っており、充実したアフターケアを提供しています。
【遠近両用メガネのオプション】
眼鏡市場で扱う「ストレスフリー遠近」レンズは、利用者の目の年齢に合わせて特別に設計されており、自然な視線移動を可能にすることで快適な視覚体験を実現します。
これにより、利用者の不快感を軽減し、まるで単焦点レンズを使用しているかのような感覚を提供します。
この「ストレスフリー遠近」レンズは、追加料金なしで提供され、フレームとレンズのセットは13,200円から始まります。
メガネの愛眼のサービスと特徴
♦ 13,200円以上の商品購入で特殊レンズが料金に含まれる
♦ 高額商品も取り扱いあり、3万円以上のメガネも展開
♦ 顧客に寄り添った丁寧な接客と詳細なフィッティングを提供
メガネの愛眼は、特異な商品の開発で知られており、「ねころりん」やお風呂・サウナ専用の「FORゆ」など、独特なメガネを多数取り扱っています。
商品の価格帯は幅広く、3万円以上の高価格帯のメガネも豊富にあります。
スタッフはフィッティング技術が高く、知識も豊富で、顧客への接客も非常に丁寧です。
【遠近両用メガネのオプション】
メガネの愛眼では、顧客の年齢や生活スタイルに合わせて、様々な遠近両用レンズを提供しています。
各レンズの特徴は以下の通りです。
♦ ライト: 初心者でも使いやすく、違和感の少ない緩やかな度数設計。
♦ バランス: 遠方視野を重視し、広い視野を提供。特に運転を頻繁にする方に適しています。
♦ バランスR: 中距離の視野を優先し、広い室内視野を実現。室内作業者に最適。
♦ ベルーナ クリエージ: デスクワークに最適で、遠近両用で自然な視界を提供。
13,200円以上でフレームを購入するとレンズ代が含まれ、レンズのみの購入の場合は13,200円からの料金が適用されます。
おすすめの遠近両用メガネメーカー
遠近両用メガネを選ぶ際、各メーカーが提供するレンズの種類や特性には大きな違いがあります。
視界の明瞭さや着用感が異なるため、興味があるレンズが見つかれば、メーカーの公式サイトで取り扱い店舗を調べるか、直接メガネ店に問い合わせて試着をおすすめします。
HOYA
HOYAは、国内で50年以上にわたりレンズ製造を行っている老舗メーカーです。
特に、日本で初めて市場に紹介された境目のない累進多焦点レンズで知られています。
「HOYALUX」シリーズには、遠近両用レンズの「フィールド」、「シティー」、「ルーム」といった3つのタイプがあり、合計21種類のレンズが展開されています。
これらのレンズは視野が広く、歪みが少ないことが特徴で、自然な見え方を提供します。
これらのレンズは、使用者の目の位置やレンズとの距離、角度、フレームの形状に応じてカスタマイズされ、個々の使用者に最適化されたレンズを提供しています。
公式サイト:
HOYA
ニコン・エシロールの特徴と製品ラインナップ
ニコン・エシロールは、カメラ製造で有名なニコンとフランスの眼鏡レンズ専門メーカーエシロールが共同で設立した企業です。
彼らの「バリラックス」シリーズは、遠近両用レンズの中でも特に知名度が高いです。
2023年には、世界初となる行動型AIを搭載した先進の遠近両用レンズ「バリラックスXR」を発売しました。
バリラックスシリーズには以下のような製品も含まれています。
♦ コンフォートMAX:初心者でも扱いやすい設計のレンズ。
♦ エムデザインフィット:デジタルデバイス使用時の見やすさを重視したレンズ。
公式サイト:
ニコン・エシロール
セイコーのレンズ技術
時計製造で世界的に著名なセイコーは、その技術力を生かして眼鏡レンズの開発にも力を入れています。
この技術により、特に近距離での視界がクリアになり、より自然な視覚体験が可能です。
セイコーは、個々の使用者の度数や生活習慣を分析し、最適なレンズを提供しています。以下のようなレンズシリーズも展開しています。
♦ カスタムレンズシリーズ:使用者の具体的な条件に合わせてカスタマイズされるレンズ。
♦ 年代別カスタムレンズシリーズ:特定の年代に最適化されたレンズ。
♦ ヴァリューレンズシリーズ:遠近両用レンズの初心者にも使いやすく設計されたレンズ。
公式サイト:
セイコー
東海光学株式会社の先進レンズ技術
東海光学株式会社は、日本で唯一、メガネレンズ専門に製造を行っているメーカーです。
このレンズは目と脳の相互作用に焦点を当て、使用者が両目で物を見たときの視界の周辺部のクリアさを科学的に分析し、最適な視覚体験を提供するための設計が施されています。
特に遠近両用レンズでは、視界のぶれや歪みを最小限に抑えることに成功しており、あらゆるユーザーが快適に使用できるようになっています。
同社は遠近両用メガネ用に16種類のレンズをラインナップしており、初心者から上級者まで満足できる製品を提供しています。
公式サイト:
東海光学株式会社
遠近両用メガネ選びの重要ポイント
遠近両用メガネを選ぶ際にはいくつかの重要なポイントがあります。
使用シーンの明確化
遠近両用メガネは一枚のレンズで複数の視距離をカバーするため、どのようなシチュエーションで使用するかを明確にすることが大切です。
目的が不明確だと、レンズの視野の狭さや歪みが気になることがありますし、使用に慣れるまで時間がかかる可能性があります。
購入前に、メガネを使用する主な場面をしっかりと考えましょう。
レンズ試着での視認性の確認
メガネ店やレンズメーカーごとに、レンズの特性や視認性は異なります。
そのため、購入する前には複数の店舗でテストレンズを試すことが重要です。
予算の設定
遠近両用レンズは、数千円から10万円以上するものまで価格帯が広がっています。
適切なレンズを選ぶには、予算を事前に決めておくことが必要です。
求める性能と予算とのバランスを見極めて、最適なレンズを選びましょう。
アクセスの良い店舗選び
遠近両用メガネは、フレームが少しズレるだけで見え方が大きく変わることがあります。
通常の使用中にもフレームのズレやネジの緩みが生じることがあるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
そのため、自宅や職場から通いやすい店舗を選ぶことが重要です。
そうすることで、必要な際に迅速に調整や修理を受けることができ、メガネを常に最良の状態で使用できます。
遠近両用メガネの選び方についてのまとめ
遠近両用メガネは、多くの眼鏡店で様々な価格帯や特性を持つ製品が取り扱われています。
そのため、いくつかの店舗で実際に試してみることを推奨します。
HOYAやセイコーといった有名なレンズメーカーは、独自の技術を駆使して特徴的なレンズを開発しており、それぞれ異なる視覚体験を提供します。
このプロセスでは、メガネを主に使うシーンを事前に明確にしておき、適切なフィッティングに時間をしっかりと取ることが重要です。
また、購入前には販売員に気軽に質問や要望を伝え、納得できる選択を行うことが肝心です。
クリアな視界は日常生活の質を格段に向上させるため、自分にぴったり合う遠近両用メガネを選んで、より快適な視生活を享受してください。